保育士の資格とは?

保育士は国家資格

保育士とは、保育所・保育園などの児童福祉施設で0歳から小学校入学前までの乳幼児の保育を行う資格で、れっきとした国家資格です。
資格取得には大きく2つの選択肢があります。 1つは、厚生労働大臣が指定する保育士養成の学校その他の施設で定められた課程・科目を履修し、卒業すること。 指定された科目を全て勉強すると共に、保育園や児童福祉施設での保育実習も課せられています。
保育士資格を取得できる専門学校、短大、大学等は全国に約600ヶ所あります。
もう一つは、保育士試験に合格することです。
保育士試験には受験資格が定められており、短期大学卒業または4年生大学に2年以上在籍し規定以上の単位を取得していることが必要です。(学校教育法に基づいた短期大学であれば保育士と関係のない学科でも受験資格があります。また、中卒、高卒でも実務経験などの条件を満たせば受験できます。)

「保母」から「保育士」へ

1999年以前は「保母」が保育士の正確な資格名称でした。
1980年代までは「保育士」の仕事に従事するのはほぼ全員女性だったため「保母さん」という呼び方で問題なかったのですが、1985年の男女雇用機会均等法の制定を契機に1990年代から「男性保母」が増え、男性なのに職業欄に「保母」と記入しなければいけないなど不都合が表面化して、1999年の男女共同参画社会基本法の大幅な改定に伴って性別に関係ない「保育士」という名称に改訂されました。
「看護婦」が「看護士」になったのと同様の流れですね。
なお、平成25年の厚生労働省の保育士年収統計調査では、対象者に占める男性の割合が約4%という数字があります。

合格率は約17%

保育士試験は例年、8月初旬に筆記試験が2日間行われ、筆記試験合格者のみを対象に10月初旬~中旬に実技試験が行われます。(幼稚園教諭免許所有者は実技が免除されます。)
平成25年の合格率は17.4%でした。
筆記試験はマークシートで合格ラインは6割とそれほど難しくないのですが、出題範囲が【保育原理、教育原理及び社会的養護、社会福祉、児童家庭福祉、保育の心理学、子どもの食と栄養、子どもの保健、保育実習理論】の8科目と多く、効率よい勉強が必要です。
部分的に合格した科目は3年間有効で、翌年・翌々年筆記試験の一部を免除されます。
実技試験は、音楽、造形、言語から2科目を選択して受験できます。

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